肌の悩みのなかでも上位にあがるシミ・そばかす。
セルフケアではなかなか効果がでにくいため諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、病院やクリニックの治療を受けてみるのがおすすめ。
レーザーや専用の薬をつかって治療をおこなうため、高い確率でシミやそばかすを解消することができます。
ここでは、そんなシミ・そばかすの解消治療をご紹介します。
シミ・そばかすの種類
シミ・そばかすには種類がありそれぞれ原因や特徴が異なります。
以下、4種類のシミ・そばかすについて詳しくみていきましょう。
肝斑
女性ホルモンの乱れが原因で発症するシミ。
頬や額に多発し、症状が左右対称にあらわれるのが特徴です。
30~40代の女性に多くみられ、閉経後は徐々に薄れていく傾向にあります。
老人性色素斑
紫外線によってつくられたメラニンが肌に色素沈着することで発症するシミ。
年齢とともに増え始め60代以降に必発します。
炎症後色素沈着
ニキビ、傷、火傷、湿疹、アトピー、虫さされなどの炎症が引き金となり発症するシミ。
ニキビができやすい10代に多くみられます。
そばかす
多数の小さな斑点が目元や頬の広範囲にできるシミ。
先天的なものは遺伝的要素が大きく年齢と共に薄れていきますが、後天的なものは紫外線によってつくられるメラニンの影響が大きいため改善にはなんらかのケアが必要になります。
シミ・そばかすの解消治療
主なシミやそばかすの原因はメラニンの色素沈着と肌のターンオーバーの乱れです。
ここでは、そんなシミ・そばかすのさまざまな解消治療についてみていきましょう。
飲み薬による治療
トランサミンやビタミンCなどの内服薬による治療法です。
肌のターンオーバーを促し、シミの原因となるメラニンの生成を抑制します。
塗り薬による治療
トレチノインとヒドロキノンという塗り薬による治療法です。
トレチノインは皮膚に停滞したメラニンの排出を促進し、ヒドロキノンはメラニンの生成を抑制するはたらきがあります。
肌の生まれ変わりにはサイクルがあるため、治療には約2か月間かかるといわれています。
レーザー治療
レーザーをつかってメラニン色素を破壊する治療法です。
しみやそばかすが発症している部位のみに照射するため周囲の皮膚組織を傷つける心配がありません。
照射後は、かさぶたとなって剥がれ落ち綺麗な肌に生まれ変わります。
光治療
複数の波長の光をつかってメラニン色素を破壊する治療法です。
広範囲に照射することができるため、顔全体のシミが気になっている方に向いています。
まとめ
シミやそばかすの原因はメラニンの色素沈着や肌のターンオーバーの乱れです。
美白化粧品やシミ消しクリームなどによるセルフケアも大切ですが、一度できてしまったシミを治すには限界があります。
セルフケアによって改善する兆しがみられない場合は、いちど病院での治療を検討してみてはいかがでしょうか。