このダイエット法の名前を聞いた時「え~?」と思いました。
何だかあまりにもダイエットと結びつかない名前のイメージで…。
その名も「もち麦ダイエット」
「もち」の部分です、痩せる感じの無さ!
でも、このイメージは全くの誤解でした。
お正月に食べるあのお餅でダイエット?と、不思議だったのですが、お餅ともち麦は全くの別物だったんです。
それどころか、もち麦は超優秀なスーパーフードとして大ブレーク。
もち麦って何?
本当に痩せるの?
ということで、もち麦ダイエットについてまとめてみました。
もち麦とは?
もち麦とは、大麦の一種で、その中でも六条大麦に分類されます。
さらにそこから「うるち性」と「もち性」に分けられるのですが、その違いは性質。
もち性の性質は、名前の通り、粘性が高くもちもちっとした食感。
このもち性の麦が「もち麦」です。
むっちりもちもちなもち米と同じような感じと思って下さい。
また、よく知られている「押し麦」とも別物。
押し麦はうるち性です。
こちらはプチプチとした食感で、精麦によって外皮は完全に取り除かれ、ローラーで平たくされています。
もち麦は白米に近い状態とするため、外皮は完全には取り除かれません。
なので、もち麦と押し麦には栄養価の違いもあります。
外皮が残っている分、もち麦の方が比較的、栄養豊富です。
もち麦のここがスゴい
スーパーフードとして取り上げられることの多い、もち麦。
どういった所がスーパーなのかを紹介します。
まず、もち麦を語るうえで欠かせないのが、水溶性食物繊維の「大麦β-グルカン」です。
このβ-グルカン、なんと糖質の吸収を緩やかにしてくれます。
ダイエッターには見逃せない効果ですね~!
なぜかと言うと、β-グルカンは水に溶けるとネバネバ・ドロドロのゼリー状となり、胃の中の食べ物を包み込むようにして混ざり合うから。
そうすると食べ物はとてもゆっくりと消化管を進んでいくので、糖質の吸収が緩やかになるのです。
脂肪の溜め込みを招く、血糖値の急上昇も抑えられます。
さらに、β-グルカンのネバネバは体に良くないものを吸着して、体外に排出する役割も果たします。
余った糖質や、悪玉コレステロールなどなど。
これにより、生活習慣病の予防・免疫力UP・ガン細胞の増殖を抑制する、といった効果も。
もちろん、便秘改善の効果も抜群です。
腸内の善玉菌のエサにもなるため、腸内環境が整えられます。
他、大麦β-グルカン以外にも、カルシウムやポリフェノール、鉄分なども豊富に含まれているので、美容にも効き目ありとのことです。
もち麦のダイエット効果
では、なぜ、もち麦で痩せられると話題になったのか?
それは上記の通り、大麦β-グルカンのおかげ。
「ゼリー状となった食べ物がゆっくりと消化される=腹持ちの良さを感じることができ、食べ過ぎを防止」、「血糖値の急上昇を抑えるため、脂肪の溜め込みを防ぐ」。
β-グルカン、すばらしいです。
腸内環境を整える働きもダイエットにつながります。
腸内環境を整えられると腸の消化・吸収機能が改善され、代謝が上がるからです。
代謝が上がれば、脂肪が燃えやすい、痩せやすい体に。
たっぷりと摂ることが難しい水溶性食物繊維を楽チンに摂取できるもち麦は、本当にスーパーフードなんですね。
まとめ
もち麦ダイエットのやり方ですが、普段食べている白米をもち麦に代えるだけ。
まるごともち麦にしなくても、1日2回「白米7:もち麦3」もしくは「1:1」の割合でOKとのことなので、ご飯をガマンしなくていいのはうれしいかも!
もち麦ダイエット、今すぐチャレンジしたくなりますね。