「ダイエット中だから、ご飯を豆腐に替えてるんだ~」
このセリフ、これまで何十回、聞いてきたことでしょう。
…いや、私も何十回と呟いてきましたけどね。
豆腐ダイエット、私を含めてほとんどのダイエット女子たちが通る道だと思います。
とにかく豆腐にはヘルシーなイメージしかありません!
豆腐ダイエットはかなり定番だし、ローカロリーだし、太らないに決まっています。
でも、それって実は、何となくのイメージじゃないですか?
豆腐のダイエット効果って、実際は何なのでしょう?
ただカロリーが低いだけ?
というか、豆腐を3食、食べ続けても痩せない!?
ますます深まる、豆腐への疑問…。
果たして、豆腐ダイエットは効率的に痩せられるものなのでしょうか?
豆腐ダイエットとは
豆腐ダイエットのスタンダードな方法は主食と置き換えるというもの。
いわゆる、典型的な置き換えダイエットです。
基本的には置き換えるのは1日1食のみ。
手軽に入手できて、お財布に優しいのも豆腐が支持される理由の一つとされています。
では、ここで気になってくるのが「本当に置き換えられているのか」ということでしょう。
豆腐のカロリーを見てみますね。
ダイエット向けとされている絹ごし豆腐の場合、100グラムあたり約56kcalです。
1丁は大体300グラムと言われていますから、そうすると約168kcalになります。
そしてご飯ですが、一般的なお茶碗一杯が約235kcalとされています。
豆腐一丁ってかなりのボリュームですから、腹持ちの良さもクリア。
もちろん、みなさんご存知の通り、低糖質でもあります。
置き換えはできていると考えてよさそうです。
ダイエット効果
次に「豆腐自体にダイエット効果があるのかどうか」ですが、以下の成分がダイエットを助けてくれることが分かっています。
大豆サポニン
脂肪の吸収を抑えてくれる機能性成分。
血液中のコレステロールや中性脂肪を洗い流す作用もあるため、肥満や高脂血症の予防に効果的。
大豆レシチン
血液中のコレステロールを低下させ、悪玉コレステロールを減少させる作用を持つ機能性成分。
タンパク質
タンパク質は人間の体が筋肉を作るのに欠かせない栄養素。
筋肉量が増えると基礎代謝も上がり、痩せやすい体に変わっていく。
豆腐は高タンパク食品で必須アミノ酸もバランスよく豊富に含んでいるため、豆腐を食べることによってダイエットをサポートする働きが期待できる。
ちなみに、タンパク質の量が多いのは、絹ごしよりも木綿。
大豆オリゴ糖
便秘を解消し、腸内環境を整えてくれる機能性成分。
善玉菌のエサとなるので、善玉菌・ビフィズス菌が増え、悪玉菌が減る。
するとデトックス効果で基礎代謝のアップにつながる。
他にもいろいろな栄養素が含まれる豆腐。
さすがですね~!
昔から「長寿食」として一目置かれていただけのことはあります。
低カロリーで腹持ちが良いだけじゃないダイエット効果が豆腐にあることが分かりました。
まとめ
しかしながら、やたらと食べまくればどんどん痩せるというワケではありません。
食べ過ぎにはくれぐれもご注意を。
痩せるからと言って3食全てを豆腐に置き換えると、栄養バランスが偏って逆に代謝が下がり、痩せづらくなると言われています。
また、豆腐の食べ過ぎによるイソフラボンの過剰摂取は女性ホルモンの乱れを招き、婦人病やガン発生のリスクが高まるそうです。
過ぎたるは猶及ばざるが如し。
極端な豆腐ダイエットで体調を崩してしまっては元も子もありませんからね。
効果的なダイエット法だからこそ「ゆるく長く続けることが何より」ということでしょう。