老人性色素斑は加齢によって生じる一般的なシミです。
年齢を重ねると共にシミが目立つようになったという場合は、老人性色素斑である確率が高いでしょう。
ここでは、そんな老人性色素斑の症状を改善するセルフケアをご紹介します。
老人性色素斑とは
老人性色素斑は、加齢によって肌の機能が衰えることによって生じるシミです。
頬骨あたりに多発し、60代以降では必ずといっていいほど発症します。
加齢による肌の乾燥や肌細胞の衰えが原因であることから、改善にはアンチエイジングが効果的です。
老人性色素斑ができる原因
老人性色素斑のおおまかな原因は、紫外線を浴びることによって生成するメラニンと加齢による肌機能の衰えです。
メラニンは、紫外線から肌を守る役割をしていますが、一方で肌に残ってしまうと日焼けやシミの原因となります。
通常、メラニンは肌のターンオーバーによって自然に剥がれ落ちていきますが、加齢によって肌の細胞が衰えるとメラニンの排出が遅れ老人性色素斑を発症してしまうのです。
老人性色素斑のセルフチェック
シミにはいくつかの種類があり、改善するためには自分のシミにあったセルフケアや治療をおこなうことが大切です。
以下に老人性色素斑の診断ができる項目をご用意しましたので、是非セルフチェックをおこなってみてください。
・シミが薄茶色である
・シミの形が円形orいびつな形
・シミが頬骨辺りに多い
・年齢が60代以降である
・年齢を重ねると共にシミが目立ってきた
老人性色素斑のセルフケア
老人性色素斑は、紫外線を防ぎ肌の機能を整えることで改善することができます。
以下、老人性色素斑の症状を改善するためのセルフケアをご紹介します。
紫外線対策をおこなう
セルフケアをおこなっている間にも、紫外線を浴びると新たなシミができる原因となります。
日焼け止めクリームを使用して、紫外線の刺激から肌を守るよう心がけましょう。
また、長袖の着用や帽子、サングラスなどの使用も効果的です。根本的な原因となる紫外線を防ぐことが、シミの予防には最も重要になります。
美白化粧品をつかう
美白化粧品とは、メラニンの生成を抑えシミやソバカスを防ぐ美容成分を含んだ化粧品の総称です。
肌の機能を整えて徐々に症状を改善していくため、効果がでるまでには最低でも1ヵ月塗り続ける必要があります。
以下、美白成分の効果について記載しましたので、購入する際の参考にしてみてください。
・ビタミンC誘導体(アスコルビン酸)
メラニンの合成酵素を阻害してメラニンの生成を防ぐ他、新陳代謝を促して肌のターンオーバーを活性化させることでシミを改善します。
・ハイドロキノンやルミキシル
メラニンの合成酵素であるチロシナーゼを阻害して、メラニンの生成を阻止することで新たなシミを防ぎます。
・トラネキサム酸
メラニンの生成にかかわるメラノサイトを抑制してシミを防ぎます。
まとめ
老人性色素斑の改善には、紫外線対策と美白化粧品によるエイジングケアが効果的です。
肌の老化を防ぐ方法としては、ほかにもマッサージやツボ押し、顔の体操をするという方法があります。
自分にあったセルフケアをみつけて、シミの改善に努めていきましょう。