鼻から口にかけて深いシワができるほうれい線。
その深いシワの原因は、なんとシワではなくてたるみなんです。
肌のたるみは、肌細胞の衰えや顔の筋力の低下によって引き起こされます。
ほうれい線に効果的なマッサージとエクササイズを取り入れて、からだの内側から症状を改善していきましょう。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線ができる原因は、ズバリ肌のたるみです。
肌は年齢を重ねると、皮膚内のうるおい成分であるコラーゲンやエラスチンが減少したり、顔の脂肪を支える筋力が衰えたりと、たるみができやすくなります。
ほうれい線は、頬や口元の皮膚がたるんで脂肪を支えきれなくなることで、深い溝ができてしまっている状態です。
症状を改善するためには、肌のうるおい成分を補給し、顔をリフトアップさせることが大切になります。
ほうれい線を改善するマッサージ
ここでは、ほうれい線のシワを改善するマッサージをご紹介します。
滞ったリンパを流し血行を促進させるため、うるおい成分の生成を促進する効果が期待できます。
リフトアップマッサージ
1.まず手をグーにして、親指と人差し指をつかって、唇の下から小鼻までを少しずつつまんでいきます。
2.顎から耳の下まで、フェイスラインに沿って少しずつつまみます。
3.顔全体を包み込むように手のひらを当て、フェイスラインを引き上げて5秒間キープします。
これを5回繰り返します。
頬骨マッサージ
1.手をグーにして、指の第2関節を頬骨の下に入れて押し上げます。
2.頬骨から顎の骨の間にあるくぼみを、円を描くようにくるくるとほぐします。
3.耳の下からデコルテまで、手のひらをつかって老廃物を流します。
マッサージは力を入れすぎてしまうと、肌を傷つけたり、シワをつくったりする原因となります。
肌に負担をかけないよう優しくおこなうよう心がけましょう。
ほうれい線のシワを改善するエクササイズ
お次は、ほうれい線を改善するエクササイズをご紹介します。
口周りの筋肉を鍛え、ほうれい線を改善するほか、二十顎の改善や唾液の分泌を促す効果が期待できます。
口の体操
1.口を閉じた状態で、舌を鼻の真下にもっていき、歯と唇の間にセットします。
2.歯と唇の間を添わせて、口の中で大きな円を描くように、右回りに一周させます。
3.2と同様にして、左回りにも一周させます。
これを3回繰り返します。
口の内側から頬を押すようにして、ゆっくりと舌を回すのがポイントです。
割り箸を使ったエクササイズ
1.割り箸を加えて、唇を「い」の形にします。
2.割り箸の上まで口角を引き上げ、30秒間キープします。
これを3回繰り返します。
まとめ
ほうれい線は深いシワのため、スキンケアだけではなかなか改善がみられない方も多いです。
お風呂上りや就寝前の習慣としてマッサージやエクササイズを取り入れることで、外側から肌の水分を補うだけでなく、からだの内側からうるおい成分を増やすことができます。
継続的に続けて、ほうれい線知らずの肌をめざしましょう。