そばかすには、先天的なものと後天的なものの2種類があり、後天的な症状の場合にはシミが残ってしまう可能性があります。
ここでは、そんなそばかすを解消するさまざまな治療法についてご紹介します。
そばかすの原因とは
そばかすは、紫外線などによってつくられるメラニンが原因で発症します。
通常、メラニンは紫外線の刺激から肌を守るために生成され、生成量が多い場合は日焼けをつくりながらも、肌のターンオーバーによって徐々に皮膚外へと排出されていきます。
しかしながら、老化や肌のトラブルによってターンオーバーが乱れると、黒い色素であるメラニンが肌に停滞し、そばかすをつくる原因となってしまうのです。
炎症後色素沈着の特徴
炎症後色素沈着には、以下のような特徴があります。
・目元や頬の上部に症状があらわれる
・多数の小さいシミが広がっている
・春から夏にかけてシミが濃くなる
・先天的なものと後天的なものがある
・先天的なものの場合、思春期に目立ち始め年齢とともに薄れていく
・後天的なものの場合、中年期に発症し改善には対策が必要になる
そばかすを解消するさまざまな治療法
そばかすは、病院でのレーザーや光による治療の効果がでやすいシミだといわれています。
以下、炎症後色素沈着の症状を解消するさまざまな治療法をご紹介します。
内服薬や塗り薬による治療
そばかすの治療薬には、メラニンの生成を抑制する作用、肌のターンオーバーを活性化する作用、肌を漂白する作用などをもつ薬が使用されます。
肌の状態を整え内側から症状を改善する治療のため、効果がでるまでには約2~3ヵ月程度必要になります。
代表的な薬としては、トラネキサム酸、ハイドロキノン、トレチノイン、ビタミン剤などがあげられます。
ケミカルピーリング
ピーリング剤をつかって角質を剥がし、肌の生まれ変わりや新陳代謝を促す治療法です。
角質と一緒に肌に溜まったメラニンをとりのぞく効果があります。
レーザーや光治療に比べると効果は弱いですが、治療を繰り返すことによって症状を改善することができます。
レーザー治療
レーザーを照射することで、そばかすの原因となるメラニンを破壊する効果があります。
デメリットとしては、ダウンタイムが1週間程かかること、施術部位が広範囲になると治療費がかさむことなどがあげられますが、一度の治療で大きな改善効果がみられます。
光治療
複数の波長の光をつかって、肝斑の原因となるメラニン色素を破壊する治療法です。
顔全体に光を照射する施術のため、シミが広範囲にできるそばかすには最適な治療となっています。
レーザー治療よりも効果が弱いため、数回にわたる治療が必要です。
まとめ
そばかすは、治療による効果のでやすいシミです。
これまでセルフケアによって改善がみられたかった方も、病院での施術を受ければそばかすを消したり薄くすることができます。
治療費はかかりますが、高い美白化粧品を買い続けることを考えると、受けてみる価値はあるのではないでしょうか。
そばかすを治したい方は、ぜひいちど病院やクリニックで相談してみてくださいね。