冬の肌トラブルの一つである粉吹き肌。
カサカサとして見栄えが悪く、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな粉吹き肌の原因と対策についてご紹介します。
正しいケアを行って、肌のうるおいを取り戻しましょう。
粉吹き肌ってどういう状態?
粉吹き肌とは、肌の乾燥により白い粉をふいた状態のことをいいます。
この白い粉は肌の角質層。
本来であれば、角質層はターンオーバーによって自然に剥がれ落ちていきます。
しかし、なんらかの原因でお肌が乾燥してしまうと
若い角質層がひび割れを起こし肌表面に残ります。
このひび割れした角質層こそ、カサカサとした粉吹き肌の正体です。
角質層はもともと、皮膚内への細菌の侵入を阻止し、
体内からの蒸発を防ぐことにより、お肌のうるおいを保つ働きがあります。
粉吹き肌では、角質層による肌のバリア機能が弱まっているため、
外からのダメージや乾燥によって、更なる肌トラブルを引き起こしかねません。
そうならないためにも、粉吹き肌に気づいた時点で
しっかりと保湿ケアを行っていく必要があります。
粉吹き肌の原因と対策方法
粉吹き肌には、外的原因と内的原因があります。
ここでは2つ原因に分けて、肌が粉を吹いてしまう原因と対策方法をみていきましょう。
外的原因と対策
粉吹き肌の主な外的要因には、間違ったスキンケア、紫外線、空気の乾燥です。
角質層は外からの刺激を受けやすいため、しっかり対策を行いましょう。
①スキンケア
毎日スキンケアを行っていても、やり方を間違えれば
肌のバリア機能を低下させてしまいます。
まずは洗顔と保湿ケアの正しいやり方をみていきましょう。
洗顔時は、せっけん等をしっかりと泡立てて、
肌の汚れを優しく落とすようにして洗います。
熱いお湯は肌にダメージを与えてしまうので、
洗い流すときにはぬるま湯を使用しましょう。
洗顔後は肌の水分が蒸発しやすい状態になっています。
保湿力の高い化粧水を使用して、
両手で肌を包み込むようにして3秒間馴染ませましょう。
ハンドプレスを行うことで、肌の奥まで化粧水を浸透させることができます。
②紫外線
紫外線は肌に大きなダメージを与える原因となります。
肌の露出を控える、日焼け止めを塗る等、
1年を通してしっかりと紫外線対策を行いましょう。
日中に外出した際には、アフターケアを行うことも大切です。
ビタミンC誘導体を含む化粧水を使用して、その日に受けたダメージを軽減しましょう。
③乾燥
空気が乾燥していると肌の水分が次第に失われ、粉吹き肌の原因になります。
乾燥する季節や、クーラー・暖房を使用する際には、
加湿器等を使用して湿度を保つよう心がけましょう。
内的要因と対策
粉吹き肌の対策では、外からのダメージから肌を守ることも大切ですが、
内側からケアを行うことでプラスの効果を得ることが出来ます。
①食生活
食生活を見直すことで、体の内側から肌の水分を補うことができます。
新陳代謝を促す作用のあるタンパク質、ビタミン、亜鉛を積極的に摂り、
肌のうるおいをキープしましょう。
また、豆類や海藻には、肌の水分の蒸発を防ぐセラミドが多く含まれます。
②血行不良
血行が悪くなると、十分な栄養や酸素が細胞にいきわたりません。
その結果、肌の細胞機能が低下し、バリア機能が弱まることで、
どんどん乾燥しやすい肌になってしまいます。
また、加齢による新陳代謝の低下も粉吹き肌の原因になります。
顔の体操やマッサージを行い、血行不良にならないよう心がけましょう。
まとめ
粉吹き肌には様々な原因がありますが、それに対する対策方法がハッキリしています。
スキンケアの見直しや乾燥対策など今すぐに出来るものも多いので、
是非日々の生活に取り入れてみてください。
外的原因と内的原因の2面からアプローチして、
乾燥しらずのうるおい肌を手に入れましょう。