黒クマはクマのなかでも完治の難しい症状だといわれています。
黒クマはセルフケアによって症状をやわらげることはできますが、根本的な改善には病院で治療が必要です。
ここでは、そんな黒クマを解消するさまざまな治療法をご紹介します。
黒クマができる原因
黒クマは、目の下にある眼窩脂肪が突出しその下に影ができてしまう症状です。
通常、眼窩脂肪は靭帯によって支えられていますが、老化によって靭帯が衰えると眼窩脂肪を支えきれなくなってしまいます。
靭帯のたるみによって突出した眼窩脂肪は、その下に影をつくり黒クマの原因となります。
黒クマ解消に効果的な治療法
黒クマを解消するためには、病院やクリニックでの治療が必要になります。
ここでは、レーザーから外科手術までさまざまな治療法をご紹介しますので、病院を受診する際の参考にしてみてください。
電気針
黒クマの症状は、目元のたるみによって悪化してみえる傾向にあります。
そこでおこなうのが電気針による治療法。
肌の細胞を活性化し、コラーゲンを増やす効果があります。
黒クマの根本的な治療にはなりませんが、老化によって減少したコラーゲンを補い、目元のたるんだ肌にハリを与える効果を得ることができます。
超音波
目元に超音波をあてて、肌の細胞を活性化する治療法です。
肌細胞が活発になると、肌のうるおいを保つコラーゲンやエラスチンの生成が促され、ハリツヤのある目元をとりもどすことができます。
電気針と同じく根本的な治療にはなりませんが、黒クマの症状を緩和する効果が得られます。
下眼瞼脱脂術
黒クマの原因である眼窩脂肪を取り除く治療法です。
眼窩脂肪に直接アプローチするため、症状を根本的に解消することができます。
黒クマのなかでも人気な治療法で、下瞼の内側の粘膜を切開して施術をおこなうため、顔の傷を心配する必要がありません。
術後の腫れも少なく、1~2週間程たてばメイクでごまかせる状態まで回復します。
ハムラ法
黒クマは下瞼の眼窩脂肪の突出により、肌に大きな段差ができている状態です。
ハムラ法はその段差をなくすべく、眼窩脂肪からくぼんでいる部分に脂肪を移動させる治療法になります。
目元の外側から施術をおこなうため、傷の目立ちにくさは医師の技量にゆだねられます。
傷あとを気にする方は、腕のいい先生を探して治療を受けることをおすすめします。
ヒアルロン酸注射
加齢によって靭帯が衰えると、眼窩脂肪が下に移動し前に突出してきます。
すると、もともと眼窩脂肪があった部分にはくぼみが生じ、下瞼には大きなくぼみができてしまうのです。
このくぼみを埋めるためにおこなうのがヒアルロン酸注射。
効果は半年ほどで消失しますが、メスをつかわないのでダウンタイムが少なく、施術時間も約15分と短いため気軽にお試しいただけます。
まとめ
黒クマは自力で治すことはできませんが、病院での治療をうけることによって解消することができます。
自分にあった治療法をみつけて、1日も早く黒クマの悩みから解放されましょう。